概要
Windows10で東方をやるとどうしても一定の遅延がかかる。
頑張ればほぼ無しにできるようだが、そっちで頑張れるより仮想環境でWindows7立ててそこでやるとかそっちの方法を使って快適にやりたい。
そう思った人の奮闘した結果をまとめておきます。
結論としては、Windows10で頑張るかWindows7のPCを準備しましょう。少なくとも私のPCスペックでは、仮想環境でのSTGは無理がある。
環境
- Intel(R) Core(TM) i7-10700K CPU @ 3.80GHz 3.79
- メモリ32GB
- NVIDIA GeForce GTX 1660 SUPER
- Windows10 Pro 64bit
Windows10上に仮想環境でWindows7環境を立てる
まず取り掛かったのがこちら。私はWindows7のインストールディスクは持っているのでまずはこちらで試しました。
仮想環境といっても専用のソフトウェアが以下の3つあります。
Hyper-V
Windowsでのみ利用できる仮想環境。利用方法については検索すると情報出てくるのでそちらにまかせます。
まずはこちらで試したのですが、DirectX周りにちょっと苦労しましたが動くには動きます。
ちなみにどう苦労してどう解決したのかは忘れてしまっています。ダメでも記録付けるのは大事。
ただ問題は音が遅れます。ひどいときは1秒、設定を見直して可能な限り最適化しても0.2秒くらい遅れます。
東方作品に限らず、アクションゲームやSTGは音が行動の目安になる場合も多く、特にスコアアタックをしている自分としては非常に痛い。
動作についてはWindows7の最適化をしさえすれば遅延もほぼ感じることなくできるのではないかと思います。
VMware
正式にはVMware Workstationかな?
Hyper-Vと比べるとDirectX周りではほぼ困らなかった記憶があります。
ただHyper-Vと同じく音の遅れがでてしまい、こちらでも解決せず。
ただ音以外は問題なさそうな気はしました。
なお別の環境でVMwareを導入したときに、配信に支障がでるレベルでネットワークに負荷がかかったことがあった。
おそらく仮想環境側のネットワーク設定の問題だったかもしれないが、もしVMWareを使うのであれば注意。
Virtual Box
上二つと比較すると、正直東方向けではないとはっきり言えます。
なぜなら設定をどういじっても妖々夢のHighScoreとSocreなど右タイルの情報と桜+などの左下にある情報が消えてしまうんだもの。
おまけにthpracの動作もせず。
設定の見落としがあったというオチかもしれないけど、修正にも苦労すると思われる。
MacBookなら?
最後にMacOSでプレイすることを検討してみます。ただし仮想環境は上と同じ状況になるかもっとひどくなると思われるので試してません。
環境
Wine
MacOSやLinux上でWindowsアプリを利用できるする機能。
ただしMacOSはだいぶ前から32bit排除の動きがあるようで、当然私の環境でも32bitは動かせず。
なのでソースコードを手に入れてビルドするという作業が必要になります。
やってみたのですが、結局動かないし、3日ほど費やして調べても解決手段が見つからなかったのでこちらはあきらめました。
WineSkin
あきらめきれないと次に導入したのはWineSkin。
参考にさせていただいたのは以下のページ。
こちらはビルドするなんてことは必要なく、適当に参考にした場所の通りに設定したらMacOS上で妖々夢が動作するところまではいきました。
VMwareのような音が遅れる現象も特になかったのですが、問題がでてきました。
thpracが使えない
多分メモリ書き込みとかその辺の機能は使えないってことなんでしょう。試してませんがSpoilerALも多分だめかな。vpatchは大丈夫みたいだった。
PS4コントローラの十字キーがきかない
なぜか十字キーだけきかない。キーボーダーではないし、ましてやスティックでのプレイは自分には無理。
処理落ちがひどい
これが一番致命的。本体のスペック不足かWineSkinの設定ミスかわかりませんが処理落ちがひどく、妖々夢Easyの1面で55fpsになるなどとてもプレイできたものではない。
- 追記(2021/5/2)
- Mac再起動したら治ってました、いろいろやってたから負荷高い状態だったのかも
というわけでWineSkinも使うのは微妙。
- 追記(2022/5/16)
- WineSkinを最新にアップデートしてやったらthpracも動くようになった(ちょっと設定いじったりしたけどまた忘れた)
- コントローラはF310rを利用することで十字キー操作は問題なくなったが、遅延はある(当然といえば当然か)
まとめ
結局仮想環境もMacOSも使うのは微妙そう。そして使い物になるレベルで調整しようとすると時間がかかるだろう。
やはりWindows7かXPの物理ハードを準備するのが一番良いのかなという結論となりました。
もちろん見直しが入って結論が覆る可能性もありますが、こっちにかまけているより稼ぎの練習したほうがいいんじゃねーのという。
知見があるかたがいらっしゃれば教えていただきたいものです。